実家は変化や進化とは無縁のきわめて保守的な農家だった。
幼少の頃、バブルが崩壊、米価の下落、減反政策。
今に続くデフレ。未来がないように見えた。
ものを育てる楽しさの反面
状況を変えようとしない生き方と
時代的にも結果が伴わない親の苦労を見て
小さいながら心苦しかった。
少しでも良いものを作ろうと努力する生産者の人たちが
少しでも結果が楽しいものになるように支えになる。
多様性が広がった今だから尚更。
それが本当の仕事だと思える。
それに重ね
新しい土地で挑戦するパートナーを
利己的な目的ではないその志を
最後まで信じてあげること、応援し続けること。
過剰な物質的欲求、自己顕示、競争、否定、エゴ
自分と社会をマーケティングしながら生きるような
3次元的な古い価値観は置いていき
美しい自然に囲まれてながら
地域と人のために原点的な生き方をすれば
必ず作らせてもらえる。
肯定的な連鎖に繋がっていく。
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