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客観性

抽象度を高く持つことで見えてくる様々なこと。こだわりを売ること、モノではなくストーリーを売れなんて、数年前に話題に上がったけれど、それもエゴで過去の産物で、なんだかんだ他人はそれすら気にしていないのではないか。

プラニングやデザインの視点から見ても、客観視している人や企業は、こだわりを自ら表現していない。黙って人間性とセンスを磨いている。伝わってくる。周りが売ってくれる。第三者の立場になって広めたいと思うモノなら、自然と広がっていく。

僕らの仕事は、それらをわかりやすくまとめ伝えること。でも、客観視できていないものも中にはある。それは売れても一瞬で、夏の通り雨のように去っていく。それは失敗はなく経験だから無駄にはならないけれど。

売れなければ無いことと一緒になってしまうから、作りたいもの作り、そして長く継続するにはどうすればいいか。プランナーもデザイナーも生産者もみんなが「思いやる=客観視」することで、そのモノやサービス、方法を見定められる素直さが重要になってくる。

簡単ではない。それらの能力をうまく使うには、慎ましく、自分と向き合う他にない。ブッとい商売をする上での資質かもしれない。

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