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権利と義務

「ヨーロッパの教育」と「日本の教育」の最も大きな違いについて教えてもらいました。

「日本では、義務は教えるが、権利は教えない」「義務」というのは、「○○をしなければいけない」、「○○はしてはいけない」、というやつですね。

日本では、学校でも、社会に出ても、生まれてから死ぬまでの間、この2つばっかり教わるといいます。ヨーロッパでは逆で、「権利」について、徹底的に教わるそうです。

「好きに生きていい。あなたにはその自由と権利がある。」「あなたには生まれつき、『自由と権利』が備わっていて、それは他の誰からも絶対に侵害されてはいけないし、他の人が持つ自由と権利を侵害することも、絶対に許されない。」「あなた自身の人生だし、責任をとってくれる人も、どうせあなた以外にはいない。」ということを、徹底的に教わるといいます。

「義務」ばかりを言われ続けた場合は「義務脳」といって、頭の半分が「しなければいけないこと」、残った半分も「してはいけないこと」でいっぱいになって、とても生き辛い、といいます。

しかし「権利」というものをきちんと教わると、基本的に「していいこと」だらけ、「自分の人生だし」という頭になり、楽にイキイキ生きれるといいます。

これを意識していないとどうしても、「自己肯定感」、つまり、「自分は価値がある人間だ」、「自分の行動は世界を変える」といった感覚がなくなるといいます。

日本の政府が実施した、世界の国々の自己肯定感に関する調査結果があります。

「自分自身に満足している」、「社会現象が変えられるかもしれない」、「将来への希望がある」、といった9つのポジティブな質問があり、そのすべてで日本は世界でダントツのビリでした。

反対に「つまらない、やる気が出ないと感じた」といった3つのネガティブな質問では、そのすべてで日本が世界でダントツのトップでした。

「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由」という質問への回答に関しては、世界の平均は「YES」が約80%ですが、日本はその半分、約40%という結果が出ました。

これは小中学生ではさらに顕著で、学校講演の時に目をつぶってもらい、同じ質問をするようにしています。そうすると、「YES」で手が挙がるのはいつも、10人に1人もいません。手をあげなかった子に、「なぜYESではないと思うの?」と聞くと、いつも同じ答えが返ってきます。

「『やれ』と言われたこと以外をやってはいけないと思ってる」僕はこの答えを聞くといつも、ゾクッと鳥肌がたち、泣きそうになります。そして理屈ではなく、そう答えている子どもの顔は、明るいと言えるものではありません。

「学校は楽しい?」と聞くと、「毎日が地獄です」と返ってきた事もあります。自分で自分の「自由と権利」を否定して、「義務」で自分のことをがんじがらめに縛って生きている人が、この国にはとても多いと感じています。」

「一度きりの自分の人生なので、悔いのないように、もっと好きに生きていいんじゃないかな、と僕は思います。「好きに生きていい。あなたにはその自由と権利がある」」

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1629002663936936&id=100004816547692

明治維新から始まっていたんでしょうけれど
実によくできた支配システム。
都市伝説でもなんでもなく。

素晴らしい日本人もたくさんいますが
僕らが小さい頃に比べても
60代から下のラインは
愛があると感じる大人が減った気がします。

自分の行動やブランディングばかりに
気を取られているように見えます。

自分自身も周囲や子供にも
そうなっていないか
常に省みる必要がありますね。

SNSで相互監視するのもいいけれど
自分の子供だけがかわいいだけではなく
寛容に見守る気持ちで声を掛け合わないと
この日本に良い雰囲気が
充満するはずがないですから。

お腹がとても空いているけれど
半分は隣の人に分けるように。
人に与る自由と権利も行使しよう。

https://this.kiji.is/674042212506420321

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