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体力と胆力

奈良井宿。想像してみる。文化も価値観も違う200年前の中仙道。水場で無消毒の水を飲んで、お腹をこわして藪の中に消えていく旅人。五平餅を売る可愛い看板娘を、2階の障子の隙間からこっそり覗いているムッツリな旅人。親の仇を撃つため犯人を追うこせがれ。厳しい現実を逃避行する風来坊。全部水戸黄門のストーリーか。色々な事情を抱え、今とそれほど変わらないだろうけど、徒歩で歩き通す、体力と胆力は今より確実にあったでしょう。地道に一歩一歩。今の日本人の本質とはどこにあるだろうと昔の日本を見て考えてみる。

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