Tengu Published 2020-08-12 家から車で30分の異世界。いつきても最高の一言。 東天狗の頂上で休んでいると70歳すぎているであろうおじいちゃんがポケットから携帯を取り出し電話をしはじめた。 かつては一緒に登っていた友人だろうか。どうやら病気で床に伏せているようで「どうだ?飯食えてるか?」と声をかけていた。「今八ヶ岳にいる」きっと、この景色を見せたかったに違いない。 山には夏の終わりが近づいている。