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大昔に想いを馳せるのは夢がある。月は惑星同士の衝突で生まれたのではなく、月の裏側の人工施設、ヒューメリアン、他銀河から月ごとテレポテーションしてきた説を僕は信じていたい。
標高による気候の変化。手前は春前、奥は冬山。自然を前にして恐怖という快感。
好きな時に好きなものを好きなだけやって、沢山の人といても、心が100%満たされることがなかった。見る人から見れば贅沢。物理的には幸せでも一瞬のあいだ。
満たされないながら、自然に湧き出る情熱の火種が体の中にいる。波に乗り、山に登り、旅をして、家族といても満タンになることはないけれど、経験が情熱の火種を大きくする燃料となり、世の中の役に立つようにきっとなる。それでいいのかもしれない。ただ、それとは別に心を100%満たす、真理というものを生きてる間に僕は知りたいのだ。
今日は隣の革屋のノリコさんからいい話を聞けた。自分から湧き出るモノを作り続けて、目に見えないものを大切にしている。腰を据えて住むところを決める前に、日本最南に向かう。出来るだけ少ないところで、商業ベースではない、その土地の生産者に会い話をしてみたい。
山間にある人工物を上から眺めると、自然の一部を借りることで人が生かされているのがわかる。その謙虚さと感謝が全てにいきていく。
いろんな人から、なんでまた山なの?と聞かれるけれど、自分にもわからない。何も気にしていない。ただ、行った人なら分かる下山後の覚醒。五感すべて。目と耳の好感度。歩く瞑想。究極の有酸素運動。脱キアヌ・リーブス。
が欲しい。こんな気の良い山麓に。
ザックは機能性、素材、デザイン、カラーの順で、リサーチにリサーチを重ね、購入して使って比べてみると、日帰りならAK457のガイドパック35L、1泊2日のテント泊ならノースのバンシー50、2泊以上の縦走ならMilletのマウントシャスタ65に落ちついた。
ザックは面白くて、現場で使ってみるとかゆいところに手がとどき、便利な細工がされてある。元が軽量だし、5時間以上背負っていても極度に疲れにくい。個人的にノースのバンシーが、クラシックな感じがしてお気に入り。パンパンにするのが好み。
ただ、自然を相手にしていると、機能性が良ければ良いほどズルしている気分になるのは何故でしょうか。
小学生の時を思い出す。実家の歩いてすぐの川も、下流での開発が入る前はこんな感じだった。山梨の笛木川上流、西沢渓谷近く。いい雰囲気。
天候が合わず4周ずれ込み梅雨入寸前の山行。八ヶ岳の天狗岳へ。人もほとんどおらず、絶好の山行日和。苔生い茂り、ひんやりした空気、息遣いしか聴こえない静寂が心地いい。
夜はテントを打ちつける雨で殆ど眠れず、満天の星空も見れなかったけれど、また来るきっかけを残すからいい。次は天狗から横岳、硫黄岳まで縦走で伺いたい。
今日は直感が働いた。サーフィンをして新しい発見。スピードの楽しさ、自分の体と合っているボードに乗るとどうなるか。可能性を見つけるってワクワクする。
それって毎日感じたくても、簡単には感じさてもらいない特別もの。だから夢心地。体を使って、自然と遊ぶ。シンプルで尊い。その道具だから、その人だけの特別なストーリーが生まれるのかもしれない。
前にラジオで海外では日本のAORが流行っているという噂を聞いた。YOUTUBEの再生回数が上っていると。高校生まで僕にとって都会のイメージといえば、このPVのような雰囲気だった。それは、美味しんぼのオープニングとエンディングなんですよね。ネオン。切なくて大人。
突き詰める。仕事になり、充実した人生を送る。社会的な自由は圧倒的な幸せと考え、少しの制約を残し、ジカン、モノ、ヒト、オカネに束縛されない自由を思って生きて30代で形になった。
次の40代は、好きなことの継続と精度を上げ、それが自然に還元され循環していく。気づかぬうちに深みとなって蓄積されていくように理想を描く。